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石森 富太郎; 吾勝 永子; W.P.Cheng*; 卓地 邦子; 小坂部 富子*
JAERI 1062, 28 Pages, 1964/05
無機溶媒抽出データ集(1)につづいて、次にあげるような9種の溶媒抽出系における、約60種の化学元素の抽出行動をしらべた。(1)5%トリイソオクチルアミン-HSO(2)0.1%トリイソオクチルアミン -HSO(3)10%アンバーライトLA-1 -HSO(4)0.1%アンバーライトLA-1 -HSO(5)10%プライメンJM-T -HSO(6)0.1%プライメンJM-T -HSO(7)トリイソオクチルアミン -0.1NHSO(8)アンバーライトLA-1 -0.1NHSO(9)プライメンJM-T -0.1NHSO(1)~(6)の抽出系については、いわゆるacid dependence(7)~(9)についてはsolvent dependenceをしらべた。希釈剤はすべてキシレンを用いた。結果は、周期律表の形の図にまとめた。アルカリ、アルカリ土類金属イオンは抽出されない。3価陽イオンは、プライメンJM-Tによく抽出されるが、アンバーライトLA-1、およびトリイソオクチルアミンには、あまり抽出されない。
石森 富太郎; 木村 幹; 藤野 威男; 村上 弘子
日本原子力学会誌, 4(2), p.117 - 126, 1962/00
抄録なし
石森 富太郎; 中村 永子*; 村上 弘子
日本原子力学会誌, 3(8), p.590 - 597, 1961/00
3%DBSA-(1:1)ジエチルエーテル・酢酸エチル溶液-塩酸系について、約60種の元素の抽出を放射化学的に研究した。有機相・水相間の分配比を酸濃度0.01~2.0Nの範囲で測定した。この際、分配比のacid dependenceは前報に指摘したような特長を示した。(a)DBSA抽出では、Kdは抽出される無機陽イオンの価数によって影響される。(b)DBSAは陰イオンの抽出に有効でない。(c)Kdの絶対量は一般に高からず低からず、測定に便である。さらに、DBSA抽出と陽イオン交換間の類似性ならびにDBSA抽出が水溶液中の無機陽イオンの価数推定に有効であることが明らかにされた。
中村 永子*
日本原子力学会誌, 3(9), p.684 - 687, 1961/00
NP(IV),(V),(VI)について、塩酸、硝酸、過塩素酸から、ドデシルベンゼンスルホン酸抽出を行なった。前報で述べたように、ドデシルベンゼンスルホン酸抽出ではAcid dependence curveがイオンの電荷によっていちじるしく特徴づけられる。これをネプツニウムに応用した。その結果それぞれ十4、十1、十2価のイオンとして行動することがわかった。比較のためウラン、プロトアクチニウム、トリウム、ニオブ、ジルコニウム、ハフニウムについて同様の実験を行なった。それぞれトリウム、ニオブ、ウランがNp(IV),(V),(VI)と類似の行動を示した。したがってNp、NpO、NpOのイオンが推定される。プロトアクチニウムとNp(V)の行動は似ていなかった。
石森 富太郎; H.M.Sammour*; 木村 幹; 村上 弘子; 泉 富美子*
日本原子力学会誌, 3(9), p.698 - 704, 1961/00
2級アミンAmberlite LA-1および3級アミントリイソオクチルアミンの2種を抽出剤に選び、ナトリウムからウランまでのできるだけ多数の元素について塩酸濃度を変えてKd値の変化を調べた。希釈剤としてキシレンをとり、抽出剤濃度はAmb,LA-1では10%,TIOAでは5%ときめた。Kd値の測定は各元素の放射性トレーサを用い、常法のように放射能測定により求めた。